・参照元がノーリファラーになる
・ノーリファラーになる原因って何なの?
・解消方法を教えてほしい!
そんな悩みにお応えします。
サイト運営をしているとよく目にする「ノーリファラー」。
よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、このノーリファラーは放置しておくと正確なサイト分析ができません。
そこで今回はノーリファラーになる原因とその解消方法について解説します。
目次
Googleアナリティクスのノーリファラーとは
ノーリファラーとは直訳すると「参照元なし」という意味となります。
一方リファラーとは「参照元」という意味です。
Googleアナリティクスでの参照元とはアクセスする前の「ページ元」のことを言いますので、「ノーリファラー」になるということはどこからアクセスがあったのかが分からない状態を表します。
Googleアナリティクスではノーリファラーになった場合、「direct/none」と表記されます。
ノーリファラーになるとどんな影響が?
ノーリファラーになった場合、どんな影響が出るのでしょうか?
サイト分析をするにあたって下記の影響が出てきます。
・広告配信ではどの広告から流入されたかわからない
・流入元が分からずサイト分析に活かせない
「Googleアナリティクスの情報からサイトを改善していこう!」という方にとっては正確な情報がないと痛手ですね。
ノーリファラーになる原因とは
ではノーリファラーになる原因とは何なのでしょうか?
今回は代表的な7つの事例を紹介します。
・スマートフォンでアクセス
・直接URLを入力してアクセス
・メールからアクセス
・QRコードからアクセス
・ブックマークからアクセス
・リダイレクトによるアクセス
・httpsからアクセス
順に解説していきます。
スマートフォンでアクセス
意外にもスマートフォンでアクセスした場合もノーリファラーになります。
今やほとんどのアクセスがスマートフォンからというサイトも珍しくないのではないでしょうか。
そのようなサイトの場合はスマートフォンでアクセスした場合にノーリファラーになると正しく情報を分析することができなくなります。
スマートフォンのアクセス全てと言うわけではなく、具体的にはスマートフォンアプリに設置されているリンクを踏んで流入した場合にノーリファラーになります。
safariなどのブラウザアプリではリファラー情報が引き継がれることもありますが、OSやアプリのバージョンによっては引き継がれないこともあります。
ただし、Facebookやtwitterなどの一部のアプリはリンクをクリックすると直接サイトにアクセスするのではなく、別のURLに転送してから対象リンクを表示するような仕様になっているため、リファラー情報が引き継がれます。
そのため、SNSを活用したマーケティングにおいては大きな支障はありません。
直接URLを入力してアクセス
URLを直接入力してアクセスした場合もノーリファラーになります。
参照元がないため、当たり前ですね。
メールからアクセス
メールからアクセスした場合もノーリファラーになりますが、デスクトップに届くメールに限ります。
GmailなどのWebメールの場合は参照元が残るため、ノーリファラーにはなりません。
デスクトップに届くメールもリファラー情報を取得できる設定があるため、後程紹介します。
QRコードからアクセス
QRコードからのアクセスもノーリファラーになります。
直接URLを入力している動きとほとんど同じですので当たり前ですね。
こちらもメールからのアクセス同様、解消する方法があるため、後程紹介します。
ブックマークからのアクセス
URLを直接入力している動作を簡易化しているだけのため、ブックマークからのアクセスはノーリファラーになります。
リダイレクトによるアクセス
リダイレクトによるアクセスもノーリファラーになることがあります。
記事内でmeta refreshやJavascriptでリダイレクト設定をしている場合はノーリファラーとして計測される場合があります。
httpsからアクセス
これは自身のページが「http」の場合に限ります。
自身のページが「http」と言うことはSSL未対応のため、「https」から始まるSSLに対応しているサイトからのアクセスはノーリファラーとして扱われます。
ノーリファラーを解消する方法
ノーリファラを解消する方法はあるのでしょうか?
すべてのノーリファラーを解消することはできませんが、減らすことは可能です。
ノーリファラーを解消する方法について解説していきます。
パラメータを設定する
パラメータをリンクに設定することで下記のノーリファラーを解消することができます。
・QRコードからのアクセス
・メールからのアクセス
パラメータといってもフラグのようなもののため、URLの後ろに設定します。
パラメータの付与方法
Googleアナリティクスで計測できるようにパラメータを設定する場合、設定のルールがあります。
設定ルールとしては
・URLの後ろに付ける
・必ず参照元、メディア、キャンペーン名が入ったパラメータを設定する
・後ろに付ける形は「?utm_source=参照元&utm_medium=メディア&utm_campaign=キャンペーン名」
つまり、当サイトのトップページにパラメータを付与した場合、
となります。
このURLをメールに添付したり、QRコードで読み込ませるとGoogleアナリティクスで参照元が取得されます。
SSL化する
SSL化していないことによるノーリファラーについてはSSL化することで解消されます。
全てのページをSSLすることで解消されますが、めんどくさいという方は少なくともトップページだけでもSSL化しておきましょう。
セキュリティの強化になるのでやらない手はないです。
まとめ
今回はGoogleアナリティクスでノーリファラーになる原因について解説しました。
ノーリファラーを無くすことが精度よくアクセス解析することに繋がりますので、できることから始めていくといいでしょう。
特に広告を配信しているWebサイトの場合は情報分析に影響がでるため、せっかくの広告費も効果が半減してしまいます。
少し設定の手間はありますが、一度設定してしまえば特にメンテナンスは不要です。
ぜひともGoogleアナリティクスを正しく理解して活用していきましょう!