Google AnalyticsでSNSからの流入を分析する方法

Google Analytics

・SNSの流入元ってどうやって分析するんだろうか
・SNSの活用もまだまだだし…
・SNS流入についてGoogleアナリティクスで確認する方法を知りたい!

そんな悩みにお応えします。

最近では自社でSNSを使ってマーケティングを行う会社も少なくありません。SNS運営も大事ですが、SNSからの流入について分析し、アクセスアップを図ることも重要です。分析を怠った結果、貴重な見込み客を逃してしまった…なんてこともあります。
本記事ではGoogleアナリティクスでSNSからの流入元を確認し、分析する方法を紹介します。この記事を参考にしてSNS流入について分析すればSNS運営でアクセスアップを図ることに繋がります。

SNS流入数を確認する目的


そもそも、SNSから自社のWEBサイトへの流入数を確認する目的は何でしょうか。
SNSからの流入を確認する目的は以下の3つです。

・SNS運用の問題点が分かる
・どんな記事がSNSに効果的かが分かる
・どのSNSが効果的かが分かる

順に解説します。

SNS運用の問題点が分かる

SNS運用の目的の一つに「サイト流入数を増やす」があるかと思います。SNSの流入数を分析することはSNS運用が上手くいっているかどうかを確認することにも繋がります。
SNSでしっかりと宣伝しているにもかかわらず、SNSから流入が毎日1とか2であれば、そのSNS運用には何かしら問題があると言えるのではないでしょうか。※もちろんフォロワー数にも寄ります。
SNS運用が正しく行われているかどうかを判断するためにもSNSの流入数を確認する意味はあります。

どんな記事がSNSに効果的か分かる

WEBサイトの記事をSNS上にアップしている場合に限りますが、どの記事へSNSから流入されているのかを確認することでSNSに効果的な記事かどうかが判断できます。
投稿した記事のタイトルの受けが良かったのか、記事のアイキャッチ画像が魅力的だったのか、興味のあるジャンルだったのか 等々、アクセスが多い記事を知ることは今後のSNS運用だけでなくWEBサイト運用にも関わってきます。
このように、流入先を分析することでSNSに適している記事かどうかを把握することに繋がります。

どのSNSがWEBサイトへの流入に効果的か分かる

SNSにも種類があり、自社で扱っているサイトのジャンルとの相性があります。
SNSの流入を確認するということはどのSNSがWEBサイトの宣伝に適しているのかを把握することに繋がります。WEBサイトへの流入を目的にSNSを運営しているのであれば、全くWEBサイトに流入されないSNSを運用していても効果は薄いですからね。
SNS運用の見直しを図るとともに、効果的なSNSを見付けるということも大切です。

Googleアナリティクスでわかること


当ブログではSNSの流入を分析するツールとしてGoogleアナリティクスを紹介しています。
Googleアナリティクスでは

・どのSNSから流入されているか
・SNSからどのページに流入されているか

を把握することができ、先述したSNS流入を知る目的を全て達成することができます。
Googleアナリティクスで確認することができるSNSは下記3種類です。

・Facebook
・Twitter
・Instagram

その他にもYouTubeやPinterest等のサービスから、WEBサイトへの流入数についても確認することが可能です。
GoogleアナリティクスはSNS運用に問題がないかを知るためにも有効なツールであることは間違いありません。

GoogleアナリティクスでSNS流入を確認する方法


ここからはGoogleアナリティクスでSNS流入を確認する具体的な方法について紹介します。
今回紹介する方法は以下のパターンについて、

1.どのSNSから流入されているかを知る方法
2.SNSからどのページへ流入しているのかを知る
3.SNS流入からのサイト内行動を知る方法

の順に解説します。

どのSNSから流入されているかを知る方法

手順としては以下の通りです。

[集客] > [ソーシャル] > [参照元ソーシャルネットワーク] を選択します。
[参照元ソーシャルネットワーク]画面では上段の線グラフと下段の表からSNSからの流入を確認することができます。
上段の線グラフでは日別の流入別の推移を確認することが可能です。日別だけでなく、週別、月別と集計方法を変えることが可能なので、好みの集計方法で確認することが可能です。
線グラフの青い線はソーシャルメディアから流入したセッション数を表しており、オレンジの線は検索流入などすべてのセッションを表しています。

また、下段の表は各ソーシャルメディアごとのセッション数やページビュー数を確認することが可能です。
表示されている指標は下記の通り。

・セッション数
・ページビュー数
・平均セッション時間

左上にある「セカンダリディメンション」という項目をクリックすることでユーザー数やブラウザ等様々な指標を追加することができます。
このページでわかることは下記の通りです。

・SNS流入数が多い時期はいつなのか
・どのSNSが一番流入数が多いのか
・全セッション数に比べてSNSからの流入はどれくらいなのか

上記の内容を把握することでSNS運営の方向性やWEBサイトとSNSの関係性について分析することに繋がります

GoogleアナリティクスでSNSメディアからどのページへ流入しているのかを知る

次に確認する内容はSNSからどのページに流入されたかです。
手順としては以下の通りです。

[集客] > [ソーシャル] > [ランディングページ] を選択します。

先程と似たようなページが表示されますが、下段の項目各SNSメディアではなくWEBサイトのページになっています。
※上段は同じです

[ランディングページ]画面も先ほどと同様に「セカンダリディメンション」という項目をクリックすることでユーザー数やブラウザ等様々な指標を追加することができます。
このページでわかることは下記の通りです。

・SNSから流入が多いページはどれか

上記内容を把握することにより、SNSでどのようなページやアイキャッチ画像が好まれるのか、把握することができます。

SNS流入からのサイト内行動を知る方法

Googleアナリティクスではさらにサイト内の行動まで把握することができます。
手順としては以下の通りです。

[集客] > [ソーシャル] > [ユーザーフロー] を選択します。

[ユーザーフロー]画面では各SNSメディアからどのページに流入があり、その後どのように行動したのかが把握できます。
右に画面遷移の図が続いていなければそのページ以降に遷移されなかったということを表しています。
このページでわかることは下記の通りです。

・どのSNSが一番流入数が多いのか
・SNSから流入してきたユーザーはどんな画面遷移をしている人が多いのか
・どのページに遷移すると離脱率が高いのか

上記内容を把握することにより、SNSから流入してきたユーザーの行動傾向を把握することができます。

SNSの流入元を分析して流入数を増やす


ここからは実際にSNS流入を確認した後の流入数を増やす試みについて紹介します。

伸びているSNSを継続して運用し、最大化させる

Googleアナリティクスを使えばどのSNSからの流入数が多いのかを知ることができるのは先述の通りですね。
まず着目すべきデータはどのSNSが一番流入数を稼いでいるかです。
その点に着目し、下記データを分析します。

・どのページへの流入が多いか
・流入されるページに共通点はないのか
・流入されるページからの遷移はどのページが多いのか

流入数が一番多いSNSの中で上記内容を把握することでアクセスを集めることができるページの共通点を見つけます。アクセスを集めるためにもSNS上のニーズを理解し、ニーズに沿ったアクションを行う必要があります。ニーズを押さえ、SNSの特徴を活かしたマーケティングは必須ですね。

SNSから流入が期待できない場合は切ることも大事

次に確認するのはSNSから流入が期待できないメディアについてです。
アクセスを集めることができないSNSメディアはいっそのこと切ってしまうのも方法の一つです。そのSNSに時間を割く労力を考慮すると、SNSの運用自体を辞めてしまった方が効率的な場合もあります。
今後も期待できないアクセスに時間を割くくらいならアクセスを集めることができるSNSを運用している方が効果が期待できます。いつかそのSNSが報われるかもと思うよりも時には思い切った行動も必要ですね。
もちろん、SNSを複数運営している場合に限った話です。一つしかSNSを運営していない場合はそのSNSで流入が見込めるように運営を見直す必要があるかもしれませんね。

データを活用して効率的に分析しよう

Googleアナリティクスの画面を見て細かく分析するの?と思う方も多いかもしれませんが、Googleアナリティクスでは下記種別でデータ出力することができます。

・PDF
・Googleスプレッドシート
・Excel
・CSV

PDFではなかなか活用することは難しいですが、そのほかのデータではExcelの関数を使ったりすることで自分なりの集計や分析をすることができます
画面で操作しながら分析することもできますが、データを活用して他のツールで分析することにより保存ができるということが大きなメリットの一つです。
Googleアナリティクスはどんな切り口のアクセスを確認する際も全てデータ出力を可能としているため、データで分析する手法を身に付けておくとSNS分析だけでなく様々な用途に活きてきます。
ぜひともデータ活用方法をマスターしてSNS流入数を細かく分析してみましょう。

まとめ

今回はGoogleアナリティクスでSNS流入について調べる方法を紹介しました。
SNS流入は今や全く無視できない数字です。
GoogleアナリティクスでのSNS流入をしっかりと分析し、SNSマーケティングに活かしましょう!

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