今回はGoogleアナリティクスの掲載結果からレポートを通じて改善案を見つけてみたいと思います。
レポート作成条件
集計期間:2019年5月1日~5月31日
比較期間:2018年5月1日~5月31日(昨年の同じ時期)
※レポートはサンプルです。
課題:コンバージョン総数が前年と比較して減少している。
前年の同じ時期と比較したレポートを作成してみたところ、コンバージョン数が前年よりも大幅に減少しているという課題が見つかりました。
そこで今後どのように対応し改善していくかを調べるためにもう少し細かく分けて考えてみることにします。
目次
結果1:新たに訪問したユーザーの成約率が下がっている。
新たに訪問したユーザーの数は増えていますが、成約率が大幅に下がっていることがわかりました。昨年と比較して0.25%下がっています。
考えられる原因
- 新たに訪問した人の中に見込みの薄い人が前年と比べて多くいた。
- 自社のライバルがよりよいサービス(高品質や低価格、期間限定サービスなど)を開始した。
- 新たなライバルが出現してお客様の選択肢が増えた。
- 新たに始めた広告やSNS、ブログなどからの訪問が成約に繋がっていない。
- サイトリニューアルなどによって成約までの導線が分かりづらくなった。
改善案
- 実績などをサイト上で打ち出して新規参入組みとの差を強調する。
- ライバルサイトのコンテンツを確認し、よりよいサービスをサイト上で提案する。
- パソコンやスマホで問い合わせ完了までの操作を確認し不要なステップを省略してわかりやすくする。
- どのページでサイトから離れていっているか(離脱ページ)を確認し、そのページから人気のあるページへのリンク(バナーなど)を強調する。
- ページビュー数の多いページから人気のあるページへのリンク(バナーなど)を強調する。
結果2:リピート訪問数、成約率が減少している
考えられる原因
- ホームページの内容があまり更新されておらず飽きられている。
- リターゲティング広告などが十分に配信されていない。
- リターゲティング広告のバナーが更新されておらずもう一度見たいと思われていない。
- 広告出稿している場合、広告文やLPがマンネリ化しておりスルーされている。
改善案
- ホームページを定期的に更新する。
- リターゲティング広告の広告文やバナーを更新する。
- 定期的にキャンペーン企画などを行い、リピーターだけが訪問できる特設ページへ誘導する。
- ターゲットユーザーの役に立つ内容の記事を定期的にアップする。
- メルマガなどで再度サイトへ誘導する。
結果3:新規訪問のうち、スマホからの訪問では成約数がゼロ
考えられる原因
- HPがレスポンシブ化※1 されておらずスマホで見づらい。
- レスポンシブ化しているが、文字が小さすぎて読めない。ハズキ○ーペが必要。
- 電話問い合わせしたい時にどこをタップすればいいか分かりづらい。
- 問い合わせフォームが入力しづらい。
- スマホ経由のユーザーがターゲットと異なっている。
- 単調なデザインとなっており強調したい部分が目立たず埋もれてしまっている。
※1 ホームページをパソコンなどで見た時のデザインと、スマホで見た時のデザインをそれぞれで見やすく変えていること。
改善案
- レスポンシブ化してスマホで見やすいデザインにする。
- 文字を大きくし、読みやすくする(特にターゲットが比較的に高齢の方を含む場合)。
- 電話問い合わせしやすいようにボタンを目立たせる。
- 問い合わせフォームを入力しやすくし、不要な項目は削除してシンプルにする。
- 強調したい部分とそうでない部分の差をはっきりさせる。
いかがでしたでしょうか?
今回は3つの結果に対して「考えられる原因」を出し、「改善案」を考えてみました。ツッコミどころ満載だったかもしれませんが、皆さんもまずは思いつくままに「考えられる原因」を吐き出してみて、そこから「改善案」を導き出してみてはいかがでしょうか?
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